2025年6月29日の日曜日、場所は渋谷の東京カルチャーカルチャーにて、ヘボコン2025の本番です。
私は新浦安から渋谷まで電車で行かねばなりません。
割とデカいんです。電車で行くにしても、周囲に迷惑をかけちゃいけないし、まずもってこの見た目は恥ずい。っつーことで、紙袋とかに入れようかと思ったら入らなかったので、仕方なく風呂敷に包みました。

このデカい風呂敷包みを持って歩く・電車に乗るってのがなかなか難儀なんですが、京葉線で新木場から臨海線に乗り換えると空いていて座れましたので、デカブツは足元に。

会場の東京カルチャーカルチャーは、去年のヘボコン見物で来たことがありましたので、一応あまり迷うことなくたどり着くことができました。しかしすんげぇ人混みの中を風呂敷包みブラ下げて歩くってのはちょいと恥ずかしかったり。
参加者は16時集合とのことで、あたしゃ15:30頃の到着。
会場へのエスカレーター、入り口にある3つのエスカレーターのうち真ん中の奴にのらないといけません。

写真に指が入っちゃった
到着が早すぎました。会場の係の人によると15:50に開場するので、その時間に来てほしいとのこと。仕方ありませんので、近くの喫茶店で時間つぶしです。レモネードで少し涼んでから再び会場へ行きました。
本当はこの時にでも、何かハラに入れておけばよかったんです。会場では飲み物くらいしか入手できず(というかワンドリンクは必ず購入するように求められる)、スタートしてから終わるまではほとんど何も食えませんので、ハラ減ってしょーがねぇんでやんの。
まぁこの経験は、次回に活かすことにいたしましょう。会場はこんな感じ。

だいたい去年と同じような感じです。出場者用の席は後ろの3列だそうですが、本来は手元にロボットを持って待機し、いざ自分の出番となるとそれを持ってステージまで移動せねばならないので、案外面倒くさいです。できたら端っこの席が確保できるといいんですが、そいつぁ運しだいですなぁ。
でもって、会場の端っこ(上の写真で言うと手前の右のほう)には、工作コーナーが作って有、接着剤とかが置いてあります。この会場までマシンを持ってくる間に壊れちゃうってことが多いらしく、ここで最後の調整&修理をしなさいってことです。
あたしゃここにマシンを置いて席についてしまい、ステージまでの移動の動線が長くなって面倒くさいことになってしまいました。

修理コーナーの破城槌2025
主力兵器であるゴムハンマーには「絶滅メディア博物館」のステッカー。
同じ参加者であるところの同館の副館長さんが皆さんに配ってました。せっかくもらったので貼っておこうということで、一番目立つであろうハンマーに貼りつけ。
でもってここでマシンをよく見たら、あちこちのネジが緩んでました。肝心の本番において崩壊してしまうってのもヘボくていいかも、とは思ったものの、気づいたからにはやはり放置していてはいけません。しかも準備のよいことに(というかどうやら皆さん大なり小なり準備しているようですが)、工具をちゃんと持ってきていたので、その場でネジを増し締めして本番に備えます。
ここから先、自分で撮影はできませんでしたので、会場に見物にきていた知人が撮影したものと、公式ページへのリンクで。
第一回戦の対戦相手は女の子のグループでした。対戦の様子はこちらのYoubuteの動画をご覧ください。
先生(お名前をヤベ先生と仰るそうで)がモチーフになったマシン、先生の顔が2つに割れて中から何かが出てくるというギミックを搭載したもの。パワーも大して強くなかったようで、我が破城槌2025はちょいと押し合いになったあと、顔が2つに割れたヤベ先生の横面にゴムハンマーをクリーンヒットさせ、大勢の悲鳴があがり、しかしゴムハンマーは大して意味もなく最後は押し出して撃破しました。
第二回戦は4台によるバトルロワイヤルです。これも対戦の様子はこちらのYoutube動画をどうぞ。
めっちゃデカい奴がいてこりゃまずい、と思いました。まずは左手のほうに位置していた絶滅メディア博物館のマシンを押し出したんですが、肝心のゴムハンマーは全然役に立ってません。その後、もう一台を押し出した後で右側にいたデカブツとの闘いとなりましたが、正直なところ横から押される形になってしまい、かなり分が悪いものに。何とか態勢を立て直すべく、一旦は引き下がって方向を変え、ドーザーを下に食い込ませてひっくり返そうと思ったんですが、そのままゴチャゴチャになってしまっておしまい。
会場の皆さんの多数決でしたが、これまたギリギリで、でも何とか勝ちです。
そして決勝戦です。Youtubeの動画はこちらです。ブリーフケースのような形をしたマシンに、彼らの第一回戦での対戦相手だったお人形を搭載し、なんか小ズルい可愛さを醸し出しています。私は当然、ハンマーを準備していたんですが、彼らはそれを見てなんと!ケースの蓋を閉めてしまいました。メッチャ背が低くなってしまったのです。
開戦と同時に突撃してゴムハンマーを発射しましたが、相手の背が低すぎて空振り。後はキャタピラによる力比べとなり、お相手のほうが遥かに長いキャタピラを搭載していたようで、パワー負けで押し出されてしまいました。ヨシ!負けた!
しかしですよ、なんかスッゲーパワー重視で重心も低い完全に勝ちを目指した、しかも一回戦では実はマシントラブルになっていたというマシン。完全に悪役の筈なのに、一回戦で対戦したお相手のお人形をケースの中に取り込むことで何となく可愛くなるというメッチャ他人任せでヒール感の打ち消しに成功してるじゃないか。ズッルー。
ということで、私の結果はこのヘボコンという大会において最も意味のない賞であるところの準優勝でした。勝って恥じよ負けて誇れという大会で、中途半端な勝ちにより表彰されるというのは、確かに最も意味のない賞でありまして、わたくし的にはものすごく嬉しい受賞となりました。いただいた賞品はダイソーで適当に買ってきた工具類5点ほどで、これもイイ感じです。

準優勝副賞の工具セットと解体したマシンから取り出した主力武装のゴムハンマー。ゴムハンマーは肩叩きに丁度良い。
今回、私は真面目に勝ちにこだわったマシンを作りつつ結果がヘボというのを目指していたんですが、ある意味準優勝というのは最もこのテーマに沿ったものであるかもしれず、大満足です。
そして反省点としては、やはり語るに足るストーリーがあまり無かったことでありましょうか。マシンの仕上がり具合も他の皆さんと比べて遊び心が少なく、まるで小型の重機のような見栄えになっていましたので、出オチ感というか見た目的にあまり面白くなかった気がします。ゴムハンマーももっと目立つかと思ったら大したことなかったんだよなぁ。
っつーことで、来年も出場しようとは思うんですが、その際は今回の反省点を踏まえた改善と共に、今回の経験を踏まえたストーリーも交えてもうちっと面白みを出したいと思います。
反省点と言えば、面白みのないことに加えて操作系のイケてなさが大問題。
ゴムハンマーは発射の際に紐を引っ張ってストッパーを外し発射するんです。ただこのゴムハンマー、一度発射したら元に戻せないため、仕方なくそれを無理矢理戻せるように、もう一本紐を足して、引っ張って戻せるようにしました。
更に、本体前方にはドーザーブレードを搭載しており、これが紐を引っ張ると上がるようになっていて、相手をひっくり返せるんじゃないかと画策していました。ということで、武器の操作系として紐が3本あったのです。これがいざバトルが始まってみると大混乱。紐が絡まりまくってしまい、ゴムハンマーを発射するのがやっとって感じ。全然役に立たず、邪魔っけなだけという散々な結果になりました。実は現場において、キャタピラの制御とも相まって紐が絡まってこんがらがってしまい、わたし的にはかなり取っ散らかっていたんですが、その辺のヘボさは全く伝わっていなかったようで。
ということで、ヒモによる操作系は操作性の点でもヘボさの点でも全くイケてなかったのです。説明も面倒くさいし。っつーことで、次回はキャタピラの操作とせいぜいもう一本の紐くらいにしておかないと、無理があるという結論になりました。
そしてもう一点の大きな反省点としては、やはりトップヘビーでは弱いというとても単純なお話。優勝したブリーフケースのようなマシン、滅茶苦茶背が低くて安定してました。背の高いマシンはいけません。
最後に、結局はパワー勝負ってことかな。次回は同じキャタピラをもう一つ購入して組合せ、パワーを倍増して臨もう。
これらの反省点に、今回の第一回戦において戦ったヤベ先生のギミックに敬意を表した仕組みを付け加え、操作の見た目の面白さにもこだわってフットポンプを使うこととして、来年に向けたマシンのコンセプトはある程度まとまりつつあります。
あとは来年の出場の抽選に受かるだけだぜ。
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