デジタル庁は随分前から地方公共団体に対して基幹業務システムの統一・標準化とやらを進めています。私はコレ、根本的に間違っていると思ってます。
基幹業務を統一し標準化するのであれば、国が作り、自治体には適切にアクセス権を割り振るべきなんです。そうでないと標準化は自治体にとって負担が増すだけ、効率化とは真逆となります。それは何故か?
標準化とは例外を排除することだからです。
自治体はの事務はそれぞれの自治体の中で色々な事象・経験を踏まえ、それぞれ独自に発展してきました。法令に定めがあったとしても、細かい運用まで全て同一にはならないんです。
例えば何かしらトラブルがあったとして、そのトラブルに対処するための仕組みを設けたとします。その仕組み自体は標準的なものじゃない。とすると標準から外れてしまうんです。
カスタマイズとは、これを何とかすることです。
標準化されたシステムにそれを組み込むのか、それとも事務の担当者が運用対処(=ユーザによる手運用)するか?いずれにしても余計なコストがかかります。標準化システム自体はある程度安価であっても、それを導入するため・導入した後に、案外コストがかかってしまう。
標準化システムの導入はコストが下がる・効率化するというのは幻想だってことがこれだけで十分わかるはず。ですがそこに関して誤解が滅茶苦茶多い気がします。
コストを下げたかったら、自治体が個別に開発するのをやめることです。国が一括して開発し適切なアクセス権を与え、例外処理の部分だけ各自治体にお願いすればよろしい。それならある程度コストは下がるんじゃないでしょうか。もっともシステムに組み込むことは難しくなりますので、効率化は?というと疑問なままですが。

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