ヘボコンのコンセプトとは
わたしなりのヘボコン出場に際してのコンセプトってもんがありまして。
ヘボコンのルールというか哲学としては、ロボット相撲に勝つよりも(面白く)負けることのほうが偉大、ということがあるそうでして。
しかし私としては、ロボット相撲である以上、やはり勝ちにはこだわりたいのです。こだわるものの技術力がその理想に追い付かず(ココがヘボのミソ)、結果的に面白く負けてしまう、これがヘボのヘボたる所以であろう、と思うんですよね。
ということで、たとえ無茶であろうとも、きちんと勝てるであろう機械を真面目に考えよう、と思ったのです。ここで肝心なのは、考えることが大事で作れるか動くかは二の次ってことですかね。
さぁ作ろう
今回の我が愛機のコンセプトはレトロモダンとでも申しましょうか。
あのあさま山荘事件で登場した鉄球のようなもので相手を土俵から叩き出す、ということで、でも鉄球じゃ重すぎるし…っつーことで水を入れたペットボトルでやってみよう、ということに。
試作品がこちら↓
見た感じはイイ!と自分では思ったんです。で、大昔の攻城兵器にあった破城槌(はじょうつい;Wikipediaの説明はこちら)のようなものだな、と勝手に納得しまして。
これ、ペットボトルが空っぽであれば結構イイ感じに動きました。
ところが。
水を入れて試しに前後に揺らしてみたところ、全体がガッタンガッタンと揺れてしまい、全然ロボット相撲になんかなりません。ものの見事に自爆です。しかも、背が低いせいかそもそもペットボトルが前に飛び出すこともほとんどありませんので、ゆーたら自爆装置でしかありません。
こりゃダメだ。
っつーことで、考え直しました。
再考察の結果…
まずは高さを稼がないといけません。じゃないと振り子の要領で飛び出すべきペットボトルのハンマーが、ちっとも前に出ないんです。っつーことで現状のものに上に継ぎ足して高さを出すことにしました。
また、振動が大きすぎて自爆しかねないことを勘案して、後ろにも重りを載せてバランスを取ることにしました。その分ペットボトルハンマーの水を減らして軽くせねばなりませんが、倒れるよりはいいだろ、ということで。
更に。
もう一つ兵装を追加です。
相手の下に差し込んでひっくり返すための、ドーザーブレードのようなもの。それをB5サイズのカッティングボードに穴を開け、以前ぶっ壊した棚の扉の蝶番を使って取り付けて、紐で引っ張る形にしてみました。
出来上がりはこんなん↓
これで後は重量制限に引っかからないように、水の量を調整です。
その結果、ほぼピッタリにすることができました。
よし、立派。
なんか古臭い建設用の重機みたいになったぞ。
ということで、ちょびっと試運転してみました。TikTokにその様子をUPしています。
まずはワイヤードリモコンによる移動の様子。
当たり前ですがコレはタミヤの工作キットの履帯の上にしょーもない構造物を乗っけただけの代物であり、動きますわ。そら鈍重なのは仕方ありませんわな。こんなもんがキビキビ動いていたらおかしいです。
でもって、若干直進性が悪く、イチイチなんか曲がってしまいますが、それはもうヘボコンですからご愛敬です。
そして攻撃動作はこちら
ハンマーは上のピンを抜くことで振り下ろされるようになっています。アナログでしょ。
そしてドーザーブレードも同様。ただブレードを紐で引っ張ってみると、車体が引っ張られてしまって不安定なのがちと不安です。
まぁそれでもちゃんと動いた感じではあるので、ヨシとするところかな、と。
コメント